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溶液中環境で動作する高速AFM

溶液中環境で動作する高速AFMを開発し、固液表面での力学物性を実験的に解明してきた(2008年アメリカ物理学会誌 Applied Physics letters に掲載)

溶液中で機能している個々の生体分子を高速に観察できる高速AFMは、生命科学の進展に大きく寄与できる革新的なキーテクノロジーである。しかし、従来の高速AFMは、探針・試料間の力が強いため、軟らかい生体分子を高分解能に観察するのは困難で、かつ、表面形状しか撮像できないという問題点があった。

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この研究では、最も基礎的な物理量であるにもかかわらず、従来、ナノメートルスケールでは測定することが困難であった溶液中環境で動作する高速AFMを開発し、この新しく開発した研究手法を駆使して、固液表面での力学物性を実験的に解明してきた。

また、この研究では、探針・試料間の力を軽減できる新しい測定方式を提案し、この測定方式を用いて生体分子の表面形状とエネルギー散逸、弾性の3つの情報を高分解能・高速に同時撮像できる多機能・高速AFMの開発に世界で初めて成功した。この成果は、2008年アメリカ物理学会誌 Applied Physics letters に掲載された。DOI: 10.1063/1.2901151

(図) 開発した溶液中の高速AFMの概念図
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